家づくりを始めるならこれだけは知っておきたい基礎知識！基本の知識を知って賢く建てよう

このサイトでは家づくりを始める時に押さえておきたい基礎知識を解説しており、基本的なことを学んで賢く建てるために必要な情報を掲載しています。
実際に建てる時にはインターネットを閲覧したり実物を見て依頼先を決めるのですが、その依頼先の決め方についても述べていますし、プランに影響を及ぼす土地の形状や方角に関しても解説しています。
家を建てたいと考え始めたら、これらの情報をチェックして後悔のない選択をしましょう。

家づくりを始めるならこれだけは知っておきたい基礎知識！基本の知識を知って賢く建てよう

家づくりの基礎知識として、主な流れを押さえておく必要があります。
まずは予算を決めますが、その際には諸費用の計上も忘れてはいけません。
土地探しを行って家づくりを依頼する先を選定し、工事契約を結んだら住宅ローンの申し込みをします。
着工、上棟式を経て引き渡しとなりますが、依頼先選びでは最初から一つの業者に絞り込むのではなく、まずは複数の候補を挙げてその中からもっとも信頼できるところを選ぶことが大切です。

予算を決めることから始まる家づくり

家づくりは老後も含めて安心して過ごせる家づくりを行うために、こだわって作っていくことも大切です。
注意点として、予算オーバーとならないように予算を設定することが重要になります。
低価格住宅など、価格を抑える家づくりも可能ですし、住宅ローンの金利比較を行っていくことも大切です。
リスクを抑えることをきちんと考えることで、安心感を持って住宅ローンを組むことができるようになります。
ローンを賢く組むことができるように、計画的に家の買い方を考えてリスクを抑えた方法を選択できるようにする事が大切です。
40代からローンの返済を始める場合、定年退職後も返済を続ける可能性もあるため、返済シミュレーションをしっかりと行っていくことが大切です。
ローンの返済が長期化しないように調整を行っていく場合、毎月の支払額の負担が大きくならないように注意していくことも求められます。
わからないことをファイナンシャルプランナーや銀行の相談窓口を利用するなど、相談をすることによって、基礎知識が身に付きます。

家づくりをする土地を購入するときのポイント

注文住宅で家を建築する時に必要な条件としては、施主が建築地となる敷地を提供することがあります。
その建築場所を決定するためにも考慮すべき事が数多くあり、まずは完成させたい家を建てるための法的な要因をクリアしているかがあります。
次に家を建築した場合にその建物を支えられる強度があるか、ここまでは敷地調査や地盤調査で明らかになる事項なのです。
また、これから建築する家は法的な問題をクリアし、物理的な問題がなければそれでいいのでしょうか。
もちろん二つの調査には実面積に前面道路の条件などや、水道管などの引込等についても確認されています。
しかし、新しい建物での家づくりを考えた場合に、最も重要な事はその土地を取り巻く環境になります。
仕事や学業の都合もあり実生活の利便性を考えただけでも、購入すべき場所は大きく変わってきます。
また、家族の中に子どもがいるのであれば、近隣に所在する店舗などにも配慮が必要です。
明るい間は閑静な住宅街の要であっても、夜間になれば人通りもなく暗い場所では安心して生活を送る家づくりはしにくくなります。
このようにそのエリアに住んでいる方たちの把握も含め、環境の調査も欠かすことはできないのです。

比較して決める家づくりのパートナー

住宅を建てる際には、ハウスメーカーや工務店など実際に家づくりを依頼する会社を選ぶことが重要なポイントとなります。
それぞれに特徴があるばかりでなく、その考え方によって実際に住宅のイメージが大きく変わってしまうため、これを選ぶことに多くの時間をかけることが大切です。
ハウスメーカーや工務店は単純に家を建てると言うだけではなく、家づくりのパートナーとも言える存在となります。
実際に様々な実現したいライフスタイルを相談することで、これを様々な技術を駆使してより実現に近づける努力をしてくれるところが最も良い会社であり、非常に頼れる家づくりのパートナーと言えるものとなります。
これを選ぶためには十分に時間をかけ、様々なポイントを比較して決めることが重要です。
自分自身の家づくりで実現したいポイントを明確にし、その実現性を比較して決めることが良い方法であるとともに、自分の住みたい家を実現できる良い方法となるので、じっくりと時間をかけて選ぶことが大切です。

本格的な家づくりが始まる前に結ぶ工事請負契約

工務店やハウスメーカーを決めて行う家づくりでは、仮の設計図を書いて貰って見積もりを作成して貰うことから始めます。
これは見積もり段階になるので本契約にはなりませんので、他の工務店やハウスメーカーに家づくりの相談を行うことは可能で。
家づくりでは、工事請負契約を締結することで始めて工事の着工になるのが特徴で、この段階になると他の会社に相談することはで基本的にできなくなります。
複数の施工会社に相見積もりを依頼することは、相場を把握したり施工会社の対応の良し悪しを確認するのに最適な方法になります。
当事者の一方が工事を完成することを約束する、もう一方が仕事の完成に対して報酬を支払うことを約束する、このような取り交わしになるものです。
また、後日紛争が起きなうようにするため建設業法で書面での交付が義務付けられているなどの特徴もあります。
この書類が発行されると家づくりが始まる、初めて実感できる瞬間になるのではないでしょうか。

家づくりで利用できる住宅ローンの種類

家づくりを始めるまでに解決すべき課題として住宅ローンのシミュレーションがあり、ローンの種類も様々です。
生命保険に加入するなど、保険とセットで考えていくタイプもあります。
また、変動金利や固定金利など、それぞれのご家庭に合う返済計画を立てていくことが求められます。
家づくりは設計会社だけではなく、金融機関の相談窓口の活用ができる事も重要になります。
どの住宅ローンも同じではなく、それぞれ異なる点があるため、比較をしながら決めていけるようにする事をおすすめします。
複数社の比較を行っていくことにより、違いを知ってから申し込むことができるようになるため、安心感を持てます。
金利の種類に注目しながら、変動金利と固定金利のどちらを選択するかを考えていくこともできます。
金利やこれからの金融商品の変化など、分析を行っていくことで、ローン返済の負担軽減につながる方法を見つけていけます。
金利が低い状態のうちに、固定金利にするなど、タイミングを見極めてから決めていけるようにする事も大切なポイントです。

家づくりで地鎮祭を行う意味と必要性

地鎮祭は家づくりに関する建築工事や土木工事をおこなう際に、すべての工事が無事に終わるように神主を招き安全祈願をする儀式です。
行う意味としては家づくりをする土地の神様に、その土地の利用を許可してもらうことで正式名称は「とこしずめのまつり」と言います。
起源は古く西暦690年ごろの持統天皇期にはその記述があり、建築儀礼として広く普及したのは江戸時代の後半のことです。
具体的には供え物をして祝詞をあげたり、お祓いや鍬・鋤を入れたりして工事の無事を祈ります。
地鎮祭の必要性については、必ず行わなければならない儀式ではありません。
行うかどうかは施主が判断する立場にあり、古い習わしなので必要ないという人もいます。
特に何もいわなければ準備を進めるハウスメーカーや施工会社が多いです。
しかし、都会で家を建てる施主は行わなくなってきているのが現状で、逆に勧めないハウスメーカーも存在します。
最後の費用は、神主への謝礼となり神社によって異なりますが、一般的には2万円から5万円ほどです。

家づくりが始まる前にご近所へあいさつ回り

家づくりを始めるにあたって、近隣の住民への配慮とあいさつ回りは大切です。
地鎮祭の当時など、工事が始まる前に世帯主と工事会社の人が粗品を持ってあいさつ回りに行くのが一般的です。
両隣と向かいの三軒は必ずしておくのがベターです。
着工すると、トラックが入ったり工事の音が出たり、どうしてもご近所さんへ迷惑をかけてしまう部分が出てきます。
そんな時挨拶をしているかしていないかで印象が大幅に変わります。
家づくりというのは大きな買い物で、長くお付き合いをしていくからこそ、最初のイメージが大切なのです。
ちなみに挨拶後も工事期間は小まめにチェックしに行き、音などでまわりに迷惑をかけていないか実際に確認するのも重要なポイントです。
粗品は、もらって負担にならないものがいいでしょう。
近年はインターネットショップでお米やタオルなど、パッケージにすでに挨拶文を記入してくれるものも販売されているので、可愛くておすすめです。

家づくりの途中に施主が建築現場を訪問するメリット

注文住宅の建築工事が始まったら、施主は定期的に現場を訪問するのがおすすめです。
施主が訪問することで、家づくりをする大工さんたちに良い緊張感を与えられます。
知識がゼロの施主でも、依頼主が目の前で見ていると手を抜くことはできないので、施工ミスが起きる確率が減るといわれています。
また定期的に訪れることにより、大工さんと親しくなれるのもメリットです。
家づくりで施主が直接会って会話をするのは、基本的に不動産会社の営業や設計担当者のみです。
実際に家づくりをする大工さんと対面する機会は、地鎮祭や棟上げ式などだけになり会話もほとんどしません。
しかし建築途中の現場を訪れることで言葉を交わす機会も増え、お互いの信頼関係を構築できます。
気になる点があれば気軽に質問して教えてもらったりできるので、不安を解消したり知識を身につけることも可能です。
何より家が完成していく様子を見るだけでも楽しめるので、家づくりが始まったら見学に行きましょう。

竣工検査は家づくりの最終確認をする大切なイベント

はじめにタイトルにあります「竣工検査（しゅんこうけんさ）」とは何かですが、建築基準法で定められている内容で図面通りの設計になっているか、設備に不具合がないかを施工業者が調べる家づくりの最終確認作業のことを意味します。
依頼した契約者も一緒に立ち会う場合は「内覧会（ないらんかい）」と呼ぶ場合もありますが、同じで完成後の検査のことです。
家づくりは建築する人・配管を行う人など多くの職人さんが複数の工程に分かれて１つの住宅を作り上げていますので、ミスが起きても気づかないことがあり引き渡した後に欠陥が見つかると購入者の責任になる可能性があります。
ですので、竣工検査は必要不可欠な作業になります。
立ち会うことが可能であれば、日程は引き渡しの２～３週間前の設定で明るい時間帯で行うことをお勧めします。
人が住む前の状態でチェックするため、暗い時間帯ですと照明器具がない部屋は見えにくいからです。
また外壁や庭・カーポートも安全面から確認したいので、２時間以上は全体を見るためには必要です。

家づくりの不具合は引き渡しの前に指摘しておく

家づくりで不具合があるかどうかを引き渡しの前の内覧で確認して。
指摘しておくことが重要です。
内覧では出来具合を確認しますが、この時に希望通りに仕上がっているかを見ます。
希望通りになってない時は工務店に変更を支持することも可能ですが、施主は建築の専門家でなないので技術的に出来ない変更は無理です。
部屋の出来栄えだけでなく土台・配管を見ておき、漏水に関してもチェックします。
これは工事を行う人の見落としがある可能性もあるためで、この時に不具合を見逃すと住んでから修理などが難しいことが多いです。
検査官のような目で内部全般をしっかりと見ておいて、ドアの蝶番の止めビスが一つたらないなど細かい部分まで見ておけば後からトラブルも防げます。
家づくりでは形式的にうわべだけ見ても駄目で、あらさがしにも近いです。
目に触れる箇所に傷がある時は後で見つけても手遅れな場合もあり、傷が住んでいて出来たと言われてしまいます。
また、床下の状況も見られるので配管などの漏水、ドアやふすまなどは滑らかに開閉できるかもポイントです。
自分だけだとわかりにくいときは専門家を同行してチェックしてもらうと確実で、ここで見落としてしまうと住んでからでは対処してくれなかったりします。

我が家の家づくりを披露する完成見学会

"ハウスメーカーや設計会社の中には、完成見学会を勧めてくるところがあります。
ハウスメーカーや設計会社にとっては、新しい顧客へのアピールの場になりますから、施主にインセンティブを提供するのが一般的です。
家づくりをするにあたっては、その見学会をひとつのゴールとするのもいいかもしれません。
家づくりは大まかな計画から、具体的な選定そして施工まで、マラソンのように続きます。
人任せにするのは楽ですが、人生に何度も味わえない経験ですから主体的に参加するのがおすすめです。
能動的に参加せずに、中途半端な仕上がりの家に住むのは気分が良くないはずです。
完成してからの見学は、ひとつの区切りに最適です。
じっくり考えて決めたことが形になり、それを自分の言葉で人に伝えられる機会です。
自分の中に留めておくよりも、外に発信することで一つの終わりとできるでしょう。
家族で出したアイデアを気に入ってくれた人が、使ってくれる可能性があります。
自分の努力が人の生活を向上させるのですから、素敵な経験ではないでしょうか。

家づくりが終わっても必要になるお金

家づくりは建物が完成したから終わるものではありません。
家電製品や車と同じで、修繕や手入れのお金がかかります。
例えば、雨風にさらされる屋根や外壁は一定期間で手直しをすることで長持ちにも繋がるのです。
以前に比べ耐久性の高い素材が増えています。
ですが、建てた場所の気候などにより必ずしも同じ耐久年数とは限りません。
大きな出費にもなるので、あらかじめ積み立てておくのがよいでしょう。
他にも水回りは、必ず一回は手を入れる箇所です。
お風呂やキッチンは給湯器やコンロなど、前触れもなく壊れることもあります。
家づくりをした際に取り付けた器具の説明書など年数の目安が出ているので参考にしてください。
このように家づくりには、住み替えをしない限り何かしらのお金が出ていくことを覚悟しておきましょう。
少しの出費で済むこともあれば、予想以上の見積額の場合もあります。
大切な自分の家に住み続けるためにも、これらの資金を確保しておくことは大切です。

家づくりの完了後に行う各種手続き

家づくりの完了後に行う各種手続きとして、建築基準法に基づいて行われる完了検査というものがあります。
完了検査は新しく建てられた建築物が法令の基準に適合しているかを確認するもので、図面から建てられた内容の確認や使われている建材などについてチェックリストをもとに点検していきます。
これらを行う理由として万が一基準に満たない家屋などがある場合、風水害などのリスクが高くなってしまい最悪の場合倒壊し被害を出してしまう危険性があるからです。
ただ一般的には建築請け負ったハウスメーカーや工務店などがこみこみで対応してくれることが多いので、家主が別途手続きをする必要はあまりありません。
検査完了後は検査済証を受け取ることができ、これで家づくりの一連の工程はすべて完了となり引き渡されます。
このように計画から図面の作成や建築、検査の対応まで一連のプロセスを行うからこそ高い品質の建築物が担保されるというの現状といえるでしょう。

家づくりで課せられる税金と軽減措置

家づくりでは、住宅ローンを組んで行うことが多いけれども、ローンを組むと住宅ローン控除の対象になり購入から10年間は毎年所得税の一部が還付されるメリットがあります。
ただ、この制度を使うためには確定申告をするなどの条件があるので、購入した人は翌年の確定申告を行うことが必須です。
以降は、会社で書類の作成や計算を行ってくれるので楽ですが自営業などの場合は、毎年の申告で手続きを行えば所得税の一部を取り戻せます。
家づくりを行うことは、自ら不動産を取得することになるわけですが、このとき課税されるのが不動産取得税と呼ぶ税金です。
新築住宅の場合は税率の特例および課税標準の特例を受けることができるなどから、不動産取得税が軽減される仕組みを持ちます。
なお、税率は原則4％になるのですが、住宅と土地の場合は新築や中古に関係なく3％が適用されます。
この特例は2024年3月31日までの取得分が適用になるので、家づくりをされる人は必見です。